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スタッフブログ:登別温泉

「クロスズメバチ」が出没しています。

自然紹介 / 2014.10.20


[爪楊枝先に止まったクロスズメバチ]

 登別園地も秋の深まりとともに、早朝には木道の上などに霜が見られるようになってきました。
 それでも、晴れ渡った日中には気温も上がり、落ち葉を踏みしめながら散策するお客様はとても気持ちよさそうです。
 そうしたやわらかな陽射しの中で寛いでいるお客様から、希に「小っちゃなハチに刺された!」との情報が寄せられます。
 犯人は、クロスズメバチ(スズメバチ科、働き蜂の体長12㍉)のようです。当地では、シマバチ或いはすがり蜂と呼ぶ比較的穏やかなハチですが、しばしば人の周りをすがりつくように飛び回ることがあり、無意識のうちに何気に振り払ったりすると「チクリ」と刺されるようです。
 この季節でも、捕獲用トラップには相当数が入っており、まだまだ気が抜けません。
 万一、刺されたときには、水でよく洗い流すとともに、ハチの針が残っている場合はそっと抜き、濡れタオル等で冷やし安静にしましょう。なお、過去にハチに刺され具合が悪くなった方や、おかしいと感じた場合には、医療機関を受診するようにしましょう。


[トラップで捕獲したクロスズメバチ]


[真上から見たクロスズメバチ]