本格的な紅葉シーズンはもう少し先になりますが、すでに少しずつ秋が始まっている浄土平を散策すると、花や実、草木の葉の色などから秋の訪れを見つけることができます。
にぎわう夏休みと紅葉シーズンの間に挟まれて、
静かな散策やトレッキングが楽しめる時季でもあります。
“ススキ平”とでも改名したほうがよいのでは? と思えるくらい、ススキの繁殖が目立ちます。
湿原の乾燥が年々進んでいることの現われかもしれません。
浄土平湿原では、夏の終わり~秋の花々が見ごろ。
エゾオヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウ、ヤマハハコ、ススキなどが混在しています。
クマが掘り起こした食事の跡もあちこちで見つかります。
・・・盗掘だ!と誤解される方も多いようです。
開花が始まって2週間ほどたつエゾオヤマリンドウは、湿原でいちばん最後まで楽しめる花です。
9月中旬くらいまで見られます。
その他の植物はそれより早く花期を終えます。
ちらほらと一部、紅葉が始まった草木も見つかります。
風景が全体的に、盛夏とはあきらかに緑の色が変わってきていることに気が付くと思います。
浄土平湿原だけでなく、桶沼(おけぬま)まで足を伸ばすと、見られる植物も増えてきます。
とくに紅葉・黄葉した桶沼周辺はすばらしいので ぜひ!!
浄土平・桶沼辺りの紅葉の見ごろは、9月下旬~10月上旬くらいです。