標高約1600mの桶沼(おけぬま)で紅葉が見ごろとなりました。
先週からの朝夕の冷え込みで色づきが進みました。時期としてはおおむね例年並みか、少し遅いくらいです。
10月上旬ころまで楽しめますが、今の時点で見ごろとなっている樹木については落葉していきますので、この斎藤茂吉さんの歌碑の横にあるミネザクラは、早めに見に来られたほうがよさそうです。
浄土平駐車場から徒歩で片道20分程度です。
樹木が茂っているので沼の見通しはあまり良くありませんが、紅葉期はその樹木が見どころとなります。
沼に降りる道はありません。
この展望台から少し先(西側)にも沼が見られるポイントがあります。ベンチもあります。
ナナカマド、ダケカンバなどはこれから色づいてきます。
現在は、ふだんあまり注目されないハナヒリノキの紅葉がきれいでした。
浄土平湿原周辺などで見られるメイゲツソウなどもそうですが、紅葉シーズンはふだんは地味な“名脇役”が全体の調和を整え、引き立ててくれるようです。
桶沼の南東側の兎平(うさぎだいら)にはキャンプ場と吾妻小舎があります。
桶沼を眺めたあとは兎平までの散策もおすすめします。