自然紹介 2020/05/21

花を求めて

 こんにちは。自然公園財団知床支部の山田です。
 僕は野鳥が好きなので、自然収集に出かけると野鳥ばかり見てしまい、草木花を見落としがち……。
 しかし、先日撮影に使用している望遠レンズが故障し現在修理中。望遠レンズで野鳥が撮れない、と嘆くのではなく、こんな時こそ花を観察して名前を覚えるチャンス!
 というわけでペレケ川に行ってきました。

 ちなみに望遠レンズの修理代として我が家から福沢諭吉が4人旅立ちまして、それを見送る妻の横顔は筆舌に尽くしがたいものでした。


 というわけで自然収集にペレケ川へ!
 川に到着し少し歩いてみると、なんとそこには……!!

 ごめんなさい。どうしても目に飛び込んできちゃうんです。

 キビタキのオス君見た目がかっこいいし、鳴き声も綺麗ですよね。

 違う!そうじゃない!

 今回は花!花である。

 自分を𠮟咤激励し散策再開。

 すると……、

 綺麗な白いお花が。
 職場に戻って図鑑を見てみると、ニリンソウで間違いなし!
 先輩のKさんに「ゴールデンカムイでアリシパさんが肉と一緒に入れていた植物はこれだよ」と教えてもらう。

 次に遭遇した花は……、

 エゾエンゴサク!
 この花は、僕が知床に来て初めて覚えた花。とてもかわいい。
 咲く時期は4~5月。次に見るのはまた来年……。
 知床の春は駆け足です。

そして次に見たのは、

 こちら!
 図鑑を見る限り、これはエゾムラサキではなくノハラムラサキのよう。
 花の同定は大変難しいです……。

 更に奥へと歩いてみると、

 フキがありました。ついこの前まではフキノトウだったのに、いつの間にかこんなに成長して……(親目線)。
しかし僕はちょっとトライポフォビアっ気があるので、この綿毛を見ると少しゾワゾワします。

 こうして僕は今回の自然収集で新たに2種類の花の名前を覚えることができました。今日は収集の時間が短かったので、次回はもうちょっとゆっくり探してみたいと思います。

 それでは最後に、帰り道で見かけた写真を紹介して終わりにしたいと思います。

キアシシギです(懲りてない)。

 それではまた。

担当:山田

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