雌阿寒岳の花紹介、続きです。
5合目からのハイマツ帯の下にはガンコウランがびっしりと張り付くようにあります。
まだ青い実で熟していませんが、濃い紫色になると甘酸っぱい美味しい実になります。
もちろんヒグマも大好物、小さな実でも美味しさを知っているのですね~。
眼下のオンネトーも湖面が鏡のようで周囲の森を映していました。
こちらも湖岸からいい写真が撮れたかも…次回のチャンスに!
コケモモもあと少しで赤く熟すところです。
登山道脇にたくさん見られますが、国立公園内ですので採取はおやめください。
ここから先、7合目から岩場とザレ場に入ります。ズルズルと足がとられやすく
ゆっくり足元を見ると辺りにはお花畑が広がります!
岩場の影やすきまに育つ姿がけなげです。モモがつって辛いエリアでしたが、撮影に夢中になっていました。
まずはイワブクロの群落が目に入ります。急こう配なので撮影も大変ですが
とにかく目に美しく、ほっこりします。
この日は日差しが強く、岩からの照り返しで眩しいくらい。
上空にはイワツバメも旋回していました。
…さていよいよ山頂に向かいます。
岩場を登り切った先に火口を眼下に見下ろし、ジェット音のような噴煙を見ることが出来ます。山頂へ向かう途中では、メアカンキンバイやメアカンフスマもしっかり見れましたので紹介は次回に!
雌阿寒岳山頂は火口の淵を登った先になります。この辺りは風が強く吹いているので噴煙の流れる向きにお気を付けください。日によって蒸気の量や勢いも違いますので活火山であることが実感できる事でしょう。
(担当:畠山)