自然紹介 2020/03/14

大山とモミ


大山北壁の前にすっくと立つモミ

大山寺の裏山でもある寂静山を歩いてきました。
大山を開山した金蓮上人の入滅の地として、
大山信仰の重要な場所である寂静山にはたくさんのモミの木が生えています。
モミの木というとクリスマスツリーが思い浮かびますが、日本古来の樹木です。
樹高40mにもなるという針葉樹です。


モミの実の残骸

モミの木は楕円形の実を枝の上につけます。
ヒマラヤシーダーの実によく似た少し細めの実です。
秋には実はバラバラになって落ちるので、木の下には鱗片と呼ばれる実の残骸がたくさん落ちています。
鱗片と鱗片の間に種が入っており、山の生き物の秋冬の大切な食糧だとか。


大山NPC前のヒマラヤシーダーの実

事務所のあるナショナルパークセンター前にはヒマラヤシーダーが植えられています。
実はモミと同じように秋にバラバラになって落ちますが、
ヒマラヤシーダーの実は2年かけて熟すので年中枝の上に見ることができますよ。

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