4月11日に鏡ヶ成・春の自然再生作業を実施しました。
この活動は、環境省大山隠岐国立公園管理事務所を主体に、鳥取大学農学部、休暇村奥大山、山岳協会など官民学の協力のもと、鏡ヶ成の貴重な自然環境を維持していくために毎年行われています。
今回の主な作業は、高地湿原の復元のために昨秋刈り倒しておいたススキやハイイヌガヤなどの運び出し作業、擬宝珠山登山道周辺に咲くカタクリを保護するためのロープ設置、草原の森林化を防ぐための火入れ作業の3つです。
午前中は30数名の参加者が3つのグループに分かれて作業し、午後は全員で草原の火入れ作業を行いました。草原の火入れ作業は今年で3回目、蒜山山焼き隊の指導の下で行っています。
鏡ヶ成には高地湿原があり、大山では貴重な湿原植物や希少植物が多くみられる地域です。湿原は放っておくと乾燥化が進み、草原や森林に変わっていきます。湿原の状態を再生維持するには人工的な手入れが必要とされます。
鏡ヶ成では、このような保全再生作業を今年も行う予定です。
※今回は全員マスクを着用して作業を行いました