イベント活動報告 2021/10/30

幻の「弥山禅定」の道を歩く


金門から尾根筋の求聞持堂跡へ

自然ふれあい事業 幻の「弥山禅定」の道を歩く を行いました。

「弥山禅定」は、明治初頭まで行われていた大山寺の重要な行事です。
一時途絶えましたが、現在は大神山神社が「もひとり神事」という仏教色を除いた神事として継承しています。


求聞持堂跡から尾根の道を行く

弥山とは大山の頂上とされる峰のこと。江戸時代から明治初頭にかけての「弥山禅定」は、選ばれた僧侶2人が阿弥陀堂に籠って法華経を書写し、それを大山頂上に奉納する行事でしたが、本来の「弥山禅定」は、大山の峰々を巡る7日間の回峰行でした。


80年前には使用されていたが今ではこの通り

今回のイベントは、その「弥山禅定」で使用されたと思われる忘れられた登山道を歩くもので、大山寺遺跡航空レーダー地図に記された古道跡と、戦前に発行された大山案内図というパンフレットの地図を頼りに、尾根沿いにわずかに残る登山道の跡を灌木やササをかき分けながら歩きました。


ところどころに道らしきものが残る


登るにつれて木々の紅葉が鮮やかに。標高1100メートル地点


元谷まで下りて歩いた尾根を指さす

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