4月16日に自然ふれあい事業を実施しました。
今回は「大山寺 観音菩薩石像と寂静山周辺の謎の遺跡を探る」というタイトルで、大山に存在する唯一の観音菩薩石像を探して、古い僧房跡が残る寂静山を歩きました。
大山寺地区には160を超える僧房跡と思われる平坦地があり、40以上が寂静山周辺に集まっています。
ただし寂静山の僧房は16世紀には廃れてしまい、どのような寺院があったのかわかっていません。
霊像権現社または小山の観音堂と呼ばれる観音菩薩=霊像権現を中心にした寺院群だったようです。
現在の霊像権現社は下山観音堂と名前を変え、大山寺本堂である旧大日堂の近くにありますが、もともとの場所はわかっていません。
参加者は普段歩かない寺院跡の道を探り、かつての大山に思いを馳せました。
またところどころで咲く春の花々を観察し、大山の自然を楽しみました。