イベント活動報告 2022/04/16

観音菩薩を探して春の山を歩く


現在の観音堂は大山寺本堂の近くにある

4月16日に自然ふれあい事業を実施しました。
今回は「大山寺 観音菩薩石像と寂静山周辺の謎の遺跡を探る」というタイトルで、大山に存在する唯一の観音菩薩石像を探して、古い僧房跡が残る寂静山を歩きました。


寂静山の古い寺院跡で石垣の間を歩く

大山寺地区には160を超える僧房跡と思われる平坦地があり、40以上が寂静山周辺に集まっています。
ただし寂静山の僧房は16世紀には廃れてしまい、どのような寺院があったのかわかっていません。
霊像権現社または小山の観音堂と呼ばれる観音菩薩=霊像権現を中心にした寺院群だったようです。
現在の霊像権現社は下山観音堂と名前を変え、大山寺本堂である旧大日堂の近くにありますが、もともとの場所はわかっていません。


大山寺唯一の観音菩薩像は錫杖を持つ独特な形

参加者は普段歩かない寺院跡の道を探り、かつての大山に思いを馳せました。


ブナの雄花。

またところどころで咲く春の花々を観察し、大山の自然を楽しみました。

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