22年度自然ふれあい事業で開催した歴史探訪イベントで、常行谷の奥にある謎の台地を紹介したところ、行ってみたいという感想を複数いただきましたので、来年度冬のスノーシューイベントで活用できないか調査してきました。
距離的には問題ないのですが、常行谷から台地に至る道が急斜面になっているため気をつけねばなりません。
台地は2段になっており、上段の奥にはかつて池であったと思われる窪地があります。
また北尾根へ道が続いていますので、かつては弥山禅定の道の一つだったかもしれません。
下段からは大山北壁と現在の夏山登山道がある尾根筋を眺めることができます。
10月22日のイベントで、古代の弥山禅定の道が夏山登山道と交わる付近で謎の台地を紹介しました。台地下段の斜面にある杉林が目印になります。
1398年に完成した大山寺縁起絵巻の大山三院の図で、阿弥陀如来が描かれているあたりが謎の台地のある場所です。
この台地は大山町教育委員会が大山寺の遺跡に含めていますが、調査されていないので詳しいことは何もわかっていません。