自然紹介 2022/12/30

常行谷奥の謎の台地をスノーシューで調査


謎の台地。11月19日のイベントで撮影した同じ場所(次の写真参照)


11月19日のイベント。利生水上の謎の参道の最終地点

22年度自然ふれあい事業で開催した歴史探訪イベントで、常行谷の奥にある謎の台地を紹介したところ、行ってみたいという感想を複数いただきましたので、来年度冬のスノーシューイベントで活用できないか調査してきました。
距離的には問題ないのですが、常行谷から台地に至る道が急斜面になっているため気をつけねばなりません。


謎の台地上段。右奥に池の跡がある。

台地は2段になっており、上段の奥にはかつて池であったと思われる窪地があります。
また北尾根へ道が続いていますので、かつては弥山禅定の道の一つだったかもしれません。


謎の台地下段。行者谷を挟んで向こうの尾根筋に夏山登山道がある

下段からは大山北壁と現在の夏山登山道がある尾根筋を眺めることができます。
10月22日のイベントで、古代の弥山禅定の道が夏山登山道と交わる付近で謎の台地を紹介しました。台地下段の斜面にある杉林が目印になります。


大山寺縁起絵巻:正面奥は大山寺本尊の地蔵菩薩(大智明権現)、右の谷奥が阿弥陀如来

1398年に完成した大山寺縁起絵巻の大山三院の図で、阿弥陀如来が描かれているあたりが謎の台地のある場所です。
この台地は大山町教育委員会が大山寺の遺跡に含めていますが、調査されていないので詳しいことは何もわかっていません。

新着ブログをもっと読む