桝水高原で自然ふれあい事業「花と虫の観察会」を開催しました。
桝水高原は大山の西斜面の標高700~860メートルほどのなだらかな草原で、
大山ナショナルパークセンターがある大山寺地区から車で10分ほどの距離にあります。
江戸時代以前から近隣の村々の採草地として利用されており、現在、冬はスキー場、春から秋は展望台と観光リフトが楽しめる行楽地として、貴重な草原が維持されています。
例年6月の桝水高原では「旅する蝶アサギマダラ観察会」を開催し、移動調査のマーキング体験をしていましたが、昨年からアサギマダラが集まる森の小径が電動自転車のダウンヒルコースとして整備され、捕獲できるアサギマダラが激減したので、今年から花と昆虫の観察会に切り替えました。
観察会ではまずノハラアザミなど草原に咲く花をじっくり観察、集まる虫を観察し花と昆虫の関係を考えました。
また蝶は遠くから観察するだけでなく捕獲して観察。桝水高原にどのような蝶が生息しているか調べました。
草原と森で花々と昆虫を観察した後、スタッフが趣味で収集している様々な花のはちみつを試食。味覚からも花と昆虫の関係を確かめ、自然の不思議を楽しみました。
確認した蝶:アサギマダラ、ルリタテハ、スジグロチョウ、コミスジ、ヒメウラジャノメ、ルリシジミ?クモガタヒョウモン?
その他:コアオハナムグリ、キンモンガ、ジョウカイボン、トホシカメムシなど