鏡ヶ成は大山の南側、大山周辺では珍しい高地湿原が残る標高920メートルの高原です。
湿原は近年、乾燥化が進み、2018年から産官学で湿原の復元と草原の保全活動が行われています。
7月6日、心配された雨も無く、自然ふれあい事業「高地湿原の花観察会」を開催しました。
まず湿原の入り口で自然公園財団も加わっている草原の保全と湿原の復元活動について説明。ススキや笹などの刈込やオミナエシの植栽などの取り組みを解説しました。
草原湿原では花々と花に集まる昆虫をじっくり観察。花の構造と昆虫との関係に参加者は驚いていました。
草原と湿原をゆっくり巡った後、烏ヶ山が見えるベンチで、講師がコレクションしているはちみつを試食。五感を生かした観察会に参加者は満足していました。
観察した花:オカトラノオ、ノアザミ、ヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリ、チダケザシ、カキラン、ムラクモアザミ、ノハナショウブ、ノリウツギ、イボタ 等