11月10日、素晴らしい天候の元、江府町で2018年奥大山古道ウォークが開催されました。
鍵掛峠から下蚊屋集落(笠良原台地)までの約6キロの大山道(大山寺への参詣道)を歩くこのイベントも今回で10回目。今年は大山開山1300年の記念の年でもあり、例年より多い130名の参加者を募集して開催されました。当日は10月中旬並みの陽気で、標高900メートルの鍵掛峠から下る山道を6つの班に分かれブナのやミズナラ落ち葉を踏みしめながら気持ちよく歩きました。
標高900メートルの鍵掛峠から標高600メートルの御机集落までが、午前中のコース。ほぼ下り坂だけのコースで、標高とともに移り変わる様々な植物の紅葉を楽しめます。
御机集落で伝統の団子汁と手打ちそばをいただいてから午後のコースをスタート。午後のコースは距離は短いが谷と峠を2回上り下りするハードなコースです。
午後コースは標高が低いのでもみじの紅葉が見頃。上り下りの厳しさをもみじの美しさが癒してくれます。
奥大山古道ウォークで一番の難所、細谷川渡り。今年は参加者で靴や服を濡らした方はいませんでした。
笠良原台地からバスに乗車し、下蚊屋集落へ。旧分校の体育館で荒神神楽を鑑賞しました。間近で見る神楽はすごい迫力。勇壮なヤマタノオロチ退治の演目で奥大山古道ウォークを締めくくりました。自然公園財団では毎年、このイベントに協力(共催)し、大山の魅力をアピールしています。興味を持たれた方は来年の奥大山古道ウォーク(奥大山古道保存協議会主催)にお申し込みください。