日本山岳協会の久保ガイドより登山道の情報を頂きました。
3月8日(金)現在の大山登山道の最新情報をお知らせします。
(※今回の画像は山仲間の佐々木ガイドの提供です。)
午前9時の大山寺の天候 晴れ時々曇 気温2℃ 無風
お昼12時の山頂の天候 晴れ 気温-4℃ 無風
積雪が例年になく少ない日が続き、いつの間にか春の気配が
満載といった時期になってきました。
6日は「啓蟄」で虫などが冬眠して土の中で飲まず食わずの状態から
春雷が鳴り、虫たちが驚いて土の中から出てきます。
ややずれましたが10日日曜日には春雷が鳴っていました。
登山道も厳冬期の登山を感じた時期が非常に短く、まだ降るとか
思いながら春になってしまいました。
ほぼ時期的には3週間から4週間は例年より早い気がします。
新雪も山の高い所ではまだまだ降りますが、気温が高いために
少し融けた雪が気温が下がりツルツルになって締まった雪の上に新雪が
積もるので見た目以上に滑ってしまいます。
従ってアイゼンは必ずお持ちください。
大山で登山をする上ではアイゼンとは10本以上の前爪のあるものを
アイゼンと呼ぶと考えてください。
10本でも爪の短いものとか6本の軽アイゼンは硬く締まった急斜面では
まったく役に立ちません。
特に下りでは危険で、滑って転ぶと大きな事故に繋がります。
雪が少ないとはいえ、まだまだ冬山ですので、装備は必ずお持ちください。
また雪山経験の豊富なリスク管理の出来る同行者がいないと大きな事故に
繋がる恐れがあります。
先日の事故事例ですが、アイゼンを履いたまま尻セードで斜面を
下っていて足を骨折した事故がありました。
怪我をされた方にはお気の毒ですが、起こるべくして起こった
至極当たり前の事故です。
取り返しのつかない怪我でなかっただけ良かったと思ってください。
必ずリーダーまた同行者の資質を見極めてから雪山に入ってください。
雪が少ないためにスキー場も10日で営業終了となりました。
道路も駐車場もほとんど雪はありませんが、まだ降る可能性はありますので
天気予報には充分注意して大山においでください。