今回の整備現場
池めぐり自然探勝路の見どころの１つ、二湖パノラマ展望台。
壮大な景色の足元では、土砂流出による登山道の劣化、植生の消失が進んでおります。
今回の作業目的は以下の２つです。
①木階段の段差の解消
②浸食防止と植生保護
2024年10月20日（日）、明け方まで降っていた雨もなんとか止みました。
自己紹介、準備体操の後、出発！
参加者の方に、整備道具が入った背負子（しょいこ）を背負っていただきました。
①木階段の段差の解消
大きい石、小さい石、砂利の順に石を積み、歩きやすい高さにします。
②浸食防止と植生保護
土砂を詰めた土のう袋を設置して崩壊を防ぎ、植生を守ります。
多くの石や砂利を運ぶ作業、けっこうな力仕事です。石積みも隙間のないよう、ハンマーで打ち込みながら丁寧に進めます。
作業完了！
30cmもあった段差が解消され、歩きやすくなりました。浸食が進んでいた階段脇などは土のうで固定され、いずれそこからも植生が復活することでしょう。
一般登山者の方々の飛び入り参加もあり、作業は和気あいあいと行われました。朝は真っ白だった視界も途中から霧が晴れ、韓国岳を見ながら意気揚々と帰還です。参加者の皆さん、お疲れさまでした！
