自然紹介 2020/08/17

浄土平湿原は夏から秋へ


浄土平 (R2.8/17)

今年のお盆休み期間はおおむね良い天気となり、下界の猛暑を逃れて?登山や観光など多くのお客様にご来浄いただきました。賑わいはまだ続いています。

標高1600mの浄土平周辺では例年、8月も半ばを過ぎると秋の気配が漂い始めます。
今年の場合は、もうしばらく暑さが続きそうですが、それでも浄土平の最高気温は20℃程度なので、平地では考えられない天然の涼しさです。

周辺の植物も 夏から秋の種類へと移り変わり始めています。


ミヤマアキノキリンソウ


エゾリンドウ


ヤマハハコ


クロマメノキの果実


ススキが伸びてきました


アキアカネ  涼しくなると里へ下ります


夕方の浄土平

日中はまだ真夏のような日射しが照り付けます。熱中症にも要注意ですが、夕暮れ時など、日が傾くとやはり秋が近づいていることが感じられると思います。

浄土平付近でクマ出没が相次ぐなど、例年と違う夏になっている状況もありつつ
気が付かないうちに季節は進んでいるようです。

秋の代表種・エゾリンドウ、エゾオヤマリンドウはこれから9月にかけて、さらに開花数が増えてきます。
このほかにも、ウメバチソウ、オゼミズギクなどが見ごろです。

念のため 熊避け鈴を携行して散策、登山をされることをお勧めします。



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