9月21日(敬老の日)、磐梯朝日国立公園指定70周年記念として
『一切経山・鎌沼トレッキング』を開催しました。
福島県内外から12名様にご参加いただき、4連休中ということもあり今年一番ではないかと思われる賑わいの中、予定どおりトレッキングを楽しんできました。
天気は当初の予報より良い方に変わり、曇り空ながら、雨の心配はありませんでした。
ガイドの吾妻小舎管理人・高橋さんを先頭に、適宜休憩&説明を受けつつ、参加者の皆さんはあまり心配のない足取りで高山植物や景色などを見ながら約4時間半の行程を歩きました。
記録係は最後尾についていきましたので後ろ姿の写真ばかりとなっております。。
山頂からの下山時には、雲に隠れて吾妻小富士は見えませんでした。
山頂は広いので「密」になることはありませんでしたが、大勢の登山客が訪れていました。
風もあり、長時間滞在すると身体が冷えてしまいます。この日の気温は10℃程度。
集合写真を撮影後、ふたたび来た道を戻ります。
参加者12名中、このコースを歩くのは初めてという方は4名でした。
酸ヶ平避難小屋 ~ 一切経山の区間は滑りやすいガレ場となっていますが、8名は2回目以上でしたので、どのようなコースか事前にイメージできると、気分的な余裕も生まれると思います。
険しい区間は長くは続きません。
この日は登山者がたいへん多く、トイレにも順番待ちの行列ができていました。
避難小屋はどなたでも休憩等に利用することができますが、利用者が多いと小屋の中が「3密」になりやすいので注意が必要かと思います。
じつは、もう少し紅葉が進んでいるのでは、と期待していましたが、まだ色づき始めで、
見ごろは1週間程度は先になりそうでした。
エゾオヤマリンドウがまだ開花していて、クロマメノキ、シラタマノキ、ガンコウラン、ゴゼンタチバナなどの実をたくさん見ることができました。
姥神様を訪ねて、姥ヶ原はいちばん外側(西側)のコースを回りました。
沼寄りのコース、中間のコースも気持ちよく歩けます。
姥ヶ原から浄土平までは下りが続きます。
足元も気になりますが、目線を上げると 紅葉と吾妻小富士、満車になった浄土平駐車場などが小さく見えました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回のイベントは、トレッキングそのものを楽しんでいただくことはもちろんですが、
事前準備として 自然公園財団 浄土平支部が登山道の草刈り等の整備を行なっており、このコースの快適な利用環境を維持する目的もある企画でした。
「もう少し整備してほしい」というご意見もありましたので、気になる部分の作業は今後も実施します。新たなトレッキングイベントのアイディアも思い付くことができました。
火山活動の影響などにより通行止めとなり「以前、来たいと思っていたのに来れなかった」という方も多いので、とくに規制がない今のタイミングで訪れていただきたいという気持ちもありますし、そのために維持管理のほうもしっかり行なってお客様をお迎えしたいと思います。