活動報告 2020/11/17

浄土平は冬期閉鎖


浄土平ビジターセンター 冬期閉鎖作業

磐梯吾妻スカイラインは11月15日(日)17時から、「冬期通行止め」となりました。
浄土平の各施設も、来年4月まで冬期休業となります。

各施設のスタッフは冬期閉鎖作業のため、短期集中で現地に赴きました。
この時期の山はいつ大雪に見舞われるか分からないため、のんびり作業しているわけにはいきません。
積雪や路面凍結で上れなくなるリスクを心配しつつ、幸い11月12日以降は晴天が続いてくれたので滞りなく閉鎖作業を行うことができました。


すべての窓に雪囲いを設置します


雪囲いがリニューアル

作業途中の写真ですが、今年、ビジターセンターの雪囲いが新しくなりました。
板が新品になったことと、例年、冬期休館中に雪の吹き溜まりとなってしまう玄関に雪囲いの高い壁を設け、屋根の下への雪の侵入を防ぐためです。

冬期間だけの設置なので、お客様にとっては実際に見る機会もなく、とくに興味も湧かない話かと思いますが、施設の管理上、春の再開館前の除雪作業は一大事なので、この壁が雪の吹き溜まりを防いでくれるのか否か、私たちは大きな関心をもって見ています。

例年、春には屋根まで達する残雪を除雪することから始めます。


浄土平ビジターセンターと一切経山

今シーズンは4月の再開通後、積雪とコロナ禍により磐梯吾妻スカイラインの通行止め、各施設の臨時休館が5月中旬まで続きました。

ところが、再開後は火山活動が落ち着いたことから6月に 浄土平~一切経山・五色沼への登山道通行規制が解除されたこともあり、驚くほど大勢のお客様がお越しになるようになり、その後は例年以上に賑わったシーズンでした。

昨年は噴火警戒レベル2のためシーズン前半が閉鎖、10月の紅葉シーズンも台風の影響で閉鎖が続いたので単純比較はできませんが、浄土平ビジターセンターの来館者数でいうと、前年比 164%、22,480人増の 57,897人で、平成27年以来5年ぶりの水準となりました(平成28年~令和元年の4年間は3万人台の来館者数でした)。

浄土平にしては近年になく“密”な状況になる場面もありましたが、多くのお客様に解放感のある雄大な自然を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

改めて、今シーズンのご利用に感謝申し上げますとともに、来シーズンも平穏無事な状況で皆様をお迎えできますよう願っているところです。


浄土平湿原


浄土平レストハウスも冬期休業


吾妻小富士

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