平地では猛暑が続く暑い夏となっていますが、標高1600mの浄土平では湿度も低く、涼しい風が吹いています。
山の日射しはたいへん強いので、水分補給や日焼け対策などは必須となりますが、
立秋を過ぎて一足早く秋の気配も漂い始めた 浄土平湿原や桶沼(おけぬま)などを散策してみてはいかがでしょうか。
一般的な観光としては、浄土平にお越しになる目的のひとつは 吾妻小富士に登ってみることかと思いますが、今年は5月から登山道の改修工事が行われているため、工事が完了する8月下旬まで、昼夜とも登山することはできません。
もう少しです。ご理解おご協力をお願い申し上げます。
浄土平駐車場に隣接する浄土平湿原の木道を歩くと、夏後半の植物を見ることができます。
山ではお盆のころを過ぎると急に秋が近づいてきます。
花の種類も今後は少しずつ減っていきますので、今のうちに楽しみましょう。
秋の代表種、エゾリンドウ、エゾオヤマリンドウの開花が始まっています。
これから9月にかけて、濃紫色の花で湿原を彩ります。
春に花を咲かせて、実を結んでいるものも多くなってきました。
国立公園内ですので、採取して味見したりすることはできませんが、“実りの秋”も楽しみの一つです。
夏後半から 秋の紅葉シーズンに向けて、これから変化の大きな時期になります。
全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況にあり、ここ福島県も8月8日から「まん延防止等重点措置」が適用となっています。
ぜひお越しください! と申し上げにくい状況ですが、対策をしっかり行いながら、浄土平周辺のご案内をしていきます。
皆様のご協力もお願いいたします。