（昨年2022年8月） 酸ヶ平分岐の傾いた道標
酸ヶ平(すがだいら)にある 鎌沼方面と避難小屋・一切経山方面への分岐点に立っていた道標は、老朽化により大きく傾いていました。
このたび福島県により新しい道標が設置されることになり、私たちも資材運搬を手伝いました。
荷揚げ作業 R5.8/2
1本の道標ですが、各部品の総重量は４０kg程度になります。
自然公園財団 浄土平支部スタッフが２日間、延べ７名で手分けして浄土平から酸ヶ平まで運び上げました。
道標本体のほか地中埋設される単管パイプなど 運びにくい長尺、重量物など色々ありました
そして、現地での設置作業は専門業者さんにより8月3日に行われ、
無事に立て替えられたのですが・・・
立て替えられたばかりの新しい道標が…！！！ R5.8/7
私たちスタッフは設置された新しい道標を見ることなく、８月７日に酸ヶ平公衆トイレ清掃のため設置以来初めて現地を訪れたのですが、なんと設置後わずか数日のうちにクマに傷つけられ、木部など表面がボロボロになっていました。
傷つけらた木部にクマの黒い体毛も確認できます
なんだこれは？ と、抱きついたり齧ったり舐めたり引っ掻いたり、いろいろしたのでしょう。。
背面も泥だらけ
せっかく更新された道標だったのに、これはけっこうショッキングな出来事です。
相手はクマなので指導もできませんが、クマさんにはどうぞお手柔らかに、これ以上傷つけないでいただきたいものです。
登山者の皆様には、このようにクマがふつうに生活しているエリアですので、クマ避け対策も忘れずに登山してください。
