かつて浄土平で毎年開催されていた「吾妻山開き」
6月の第1日曜日に定着していて、登山道の残雪も少なくなって新緑も始まり、登山に適したシーズンの始まり! ということで多くのお客さんが訪れていました。
6月は「環境月間」でもあるため、ゴミ拾いをしながら登山していただくなど環境保全への意識を高める機会にもなっていました。
人気の理由は 山開き参加者に毎年、先着限定で配布されていた記念バッジにもあったと思います。
吾妻山に生育する高山植物などをデザインした非売品、限定バッジで、今回ちょっと探してみたのですが、写真のとおり見当たらない年がけっこうあります(残念!)。
お持ちの方がいらっしゃったらぜひ情報をお寄せください!
2011(平成23)年、東日本大震災が発生した年にも山開きは行われていて、ちなみにその年の記念バッジは「サンカヨウ」のデザインだったようです。
「吾妻山開き」の式典は民間団体が主催していて変遷がありましたが、吾妻山(一切経山)の噴火警戒レベル引き上げにより中止された年があったことなどが要因で、近年「山開き」イベントは行われていません。
当地の場合は、4月の磐梯吾妻スカイライン再開通によって実質、登山シーズンが始まるという利用実態がありますので、イベントとしての「山開き」があってもなくても、スカイラインの開通期間に合わせて登山道の確認、避難小屋・トイレ等の施設管理を実施しています。
これからも吾妻山の自然を守りながら、安全な登山が続けられることを願います。