自然紹介 2024/06/24

浄土平の開花状況


浄土平湿原  R6.6/24

6月23日(日)、浄土平を含む東北地方南部も梅雨入りしました。
平年より11日、去年より14日遅くなっています。

浄土平湿原では、今年は数が多く長い間楽しむことができたワタスゲの果穂もほぼ終わりとなり、マルバシモツケ、イソツツジが見ごろとなりました。

お問い合わせの多い ハクサンシャクナゲも咲き始め〜三分咲きくらいになってきましたが、ネモトシャクナゲ(福島県花)はまだ開花していません。
例年、ハクサンシャクナゲの見ごろは7月上旬くらいなので遅れているわけではありません。


ハクサンシャクナゲ


イソツツジ


マルバシモツケ


マイヅルソウと ゴゼンタチバナ


ゴゼンタチバナ


アカモノ


ウラジロヨウラク


クロマメノキ


ウマスギゴケ


ハナニガナ

植物たちはそれぞれ自分に適した環境の場所に生育していますので、浄土平湿原を一周すればこれらが全部見られるというわけではありませんが、浄土平駐車場周辺や桶沼、兎平などを1時間程度散策すると、主なものには出会えると思います。


濃霧の不動沢橋 (標高1200m)

梅雨の時期の平日はお客様は少なく、静かな登山・散策が楽しめる季節です。
平地よりも気温、湿度とも低いので肌寒いくらいの日もあります。

写真のように濃い霧で見通しの悪い日もありますので安全運転でお越しください。
道中こんな濃霧でも、山頂付近は雲海を抜けて、快晴の青空が広がっている!! かもしれません。
・・・ただし、梅雨時でも山だけは晴れている!という感動的な天候の日は、気候変動によりほんとに少なくなりました。昔はけっこうあったのです。

浄土平周辺でもクマの目撃情報がありますので、登山・散策の際は熊よけ鈴の携行をお勧めします。

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