冬は空気が澄んで星空が美しい季節。
この冬は金星、木星、火星など明るい惑星も見えるのでとてもにぎやかです。
冬至のころにくらべると少し夕暮れが遅くなってきたように感じますが、それでもまだ夜が長く、その分、冬は早めの時間から星空を楽しむことができます。
日暮れとともに気温も急に寒くなるので 防寒対策をしっかりしましょう!
オリオン座はすぐに見つかると思います。
オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスを結ぶと「冬の大三角」ですが、この冬限定で 木星、火星、シリウスをつなげると「冬の特大三角」とか呼ばれる 特別な三角形が見られます。
惑星は星座のなかを移動していくため、冬の大三角よりも大きく明るい星で構成される「特大三角」をこの冬はお見逃しなく!
ふたご座にある火星は、今年1月12日、2年2ヶ月ぶりに地球に最接近しました。
おうし座ではジャンボ惑星・木星が -2.6等の明るさで輝いています。
さらに、6つの1等星を結んでできる「冬のダイヤモンド」も辿ってみてください。
おおいぬ座のシリウス、オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオンを結んで「冬の大六角形」とも呼ばれます。
そうこうしているうちに冬の星座の並びも大きく夜空に見えてくるのではないでしょうか。
冬の晴天率は地方によって大きく違っていて、関東の冬はよく晴れてうらやましいですが、東北地方の冬は曇り空が多いです。
それでも福島市は比較的晴れ間も多いほうだと思います。
それから星雲、星団などディープな天体を探してみるのも楽しいです。
見つけやすい比較的明るい星雲、星団も潜んでいます。
(望遠鏡で撮った写真のようには肉眼では見えませんが・・・)
星々の光は、私たちの感覚でいうととてつもなく遠く長い時間をかけてようやく地球に届いたものです。
些細なことをしばし忘れて、広い宇宙に目を向けてみてはいかがでしょう。