浄土平ビジターセンターの活動

 日本の国立公園は、各地の特徴的な優れた自然の風景地をとらえて、34カ所が指定されています。北は利尻礼文サロベツ国立公園から、南は西表石垣国立公園まで、四季折々の繊細で優美な自然は、国内はもとより、国外の人たちにも親しまれ活用されています。
 磐梯朝日国立公園は、昭和25年(1950年)9月5日に指定された面積186,404ヘクタールの国立公園です。山形、福島、新潟の3県にまたがっており、「出羽三山・朝日地域」「飯豊地域」「磐梯・吾妻地域」「猪苗代地域」からなっています。
 ここ浄土平は「磐梯・吾妻地域」に属し、磐梯吾妻スカイラインの中間地点の標高1,600メートルに位置しています。一切経山、吾妻小富士、桶沼に囲まれたこの一帯は、一切経山の火山噴火により生成された火山荒原と、オオシラビソを主とする針葉樹林の原生林となっています。
 また、高山植物群落や亜高山帯の針葉樹林湿原なども点在し、ビジターセンター、休憩所、自然探勝路が設置・整備されていますので、手軽に亜高山の自然を楽しむことができます。

自然保護と利用マナー

 浄土平周辺は、すぐれた自然景観を維持するため特別地域、特別保護地区に指定されており、動植物や鉱物・土石の採取、木竹の伐採、土地形状の変更などは許可が必要な行為として制限されています。
 利用する際はマナーを守り、この貴重で繊細な自然を後世まで残していかなければなりません。
五感を使って自然を感じ、いつまでも自然と人とがつきあっていられるよう、マナーを守りましょう。

●花や虫など動植物を採取せず、自然のままの姿を観察しましょう。
●ゴミは小さなものもすべて持ち帰りましょう。
●歩道、木道以外には立ち入らないようにしましょう。
●喫煙者は灰皿を携帯し、タバコのポイ捨てはやめましょう。
●ペットを連れて探勝路を利用する際は必ずリードを付け、排泄物は持ち帰りましょう。
●歩道、探勝路に自転車は乗り入れないでください。
●駐車場ではアイドリング・ストップにご協力ください。
●キャンプは指定場所(浄土平キャンプ場)以外ではできません。
●一切経山付近は有毒ガスが発生する箇所があります。登山道以外は立ち入らないようにしましょう。

「浄土平」の由来と歴史

 吾妻山は古くから信仰の山として栄え、中吾妻山の西側にある吾妻山神社(吾妻山大権現)には山伏修行のため、ふもとからの駆け道(登山道)が通じていました。駆け道沿いには、修験に関連した地名が残されています。
 「浄土平」は、吾妻小富士や一切経山に囲まれた鮮やかな花々に満ちた平坦地が、厳しい山道を歩んできた登拝者にとって極楽浄土のように思えたことから名付けられたと考えられます。

歴史年表

西暦 年号 磐梯朝日国立公園・浄土平裏磐梯地区 社会の動き
297 崇神元 伊舎須美神社成り、遷宮を行い八角の社と号す  
306 10 相津と号し、後世「会津」と改む  
554 欽明15 高田南原に伊佐須美大明神の宮殿を造る  
558 19 高田伊佐須美社成り、遷宮式を行う  
684 白鳳14 役の小角が吾妻山を開山する(伝承)  
718 養老2 陸奥画より石城・石背2国が分置され会津郭は石背2国に属す  
724 神亀元 このころ宮城郡に多賀城を築いて鎮守府を置く
石城・石背、2回を廃して陸奥国に復される
平安京遷都(794)
806 大同元 2月15日磐梯山噴火、更科、日輪2荘土地陥落して1湖を生ず(現猪苗代湖) 空海帰朝
807 2 僧徳一が惠日寺、勝常寺、圓蔵寺を建てる
僧徳一が慈眼寺を廷て、温泉を発見する
 
809 4 空海が吾妻山を再興する(伝承)  
812 弘仁3 空海、耶麻郡大藍村に宿す。護摩を加持すること7日、塩泉涌出す
空海、同村に石用山長泉寺を建てる
このころ会津郡から後の耶麻郡がわかれた
 
840 承和7 耶麻郡大領外正八位上勲八等、丈部人麻呂ら、上毛野陸奥公姓を賜る
耶麻郡の名が初めて文献に見える(続日本後紀巻9)
 
858 天安2 義円が唐松訳に遥拝所を建立し、成就院を開創する  
887 仁和3 稽首代鎮護山神野寺の僧宥賢、京都三寶院より三義舎の大事を受く  
893 寛平5 万葉集成る。会津山の詠に「會津嶺乃國於佐登保美阿波奈波婆志努比耳世牟登比毛務寸波左努」とあり  
927 延長5 延喜式成る。武内載する所郡名に会津郡、耶麻部、神社に会津郡伊佐須美神社、耶麻都磐椅神社、会津郡蚕養国神社等あり
延喜式に東屋沼神社、東屋国神社が登載される
この後、会津部を割って大沼、河沼の2郡を置く。会津は4郡となった
 
1026 万寿3 耶麻郡猪苗代小平潟に北野天満の祠を勧請す  
1057 天書5 源頼義、義家が遥拝所や宿坊を焼き討ちのうえ、吾妻山を封鎖して参詣を禁ずる(千年の木戸塞) 前九年の役(1051)
後三年の役(1083)
1189 文治5 征夷大将軍源頼朝陸奥を征し、陸奥の地を割って諸将に恩賞を与える
会津4郡は佐原十郎左衛門尉義連に所領を与えられる。大沼郡、伊北部を山内季基、会津郡の内南山を長沼宗政、伊南郡を河原田盛光に
会津は鎌倉幕府の支配となる
 
1191 建久2 猪苗代経連、猪苗代亀ヶ城を築く 鎌倉幕府(1192)
1229 寛喜元 飢饉  
1244 寛元2 佐原光盛、後に葦名光盛に改める  
1257 正嘉元 耶麻郡漆村上下諏訪大明神の祠建つ 文永の役(1274)
1295 永仁3 猪苗代磐椅大明神御正体銅製円鏡の銘「奉懸岩椅大明神木地御正體一面右志趣者伝々永仁3年関2月18日藤原氏女敬白」とあり 弘安の役(1281)
永仁の徳政令(1297)
1331頃 元弘 吾妻山噴火があったとされる 建武中興(1334)
1391 明徳2 猪苗代町寺沢に遥拝所が建立される 南北朝の合一(1392)
1418 応永25 耶麻郡本寺惠日寺炎上。丈六薬師の像灰燼に帰す  
1428 正長元 曹洞僧撑月耶麻郡五分一村に譲屋山大用寺を建て、示現寺二世天海を請いて開山とす  
1431 永享3 岡部山城又六郎猪苗代全曲村に老翁山延命寺を建て、密徒重想を開山とす
寛永に至り、僧宥盛再興して金曲山寶性寺と改む
 
1432 4 塔寺村立木観音戸帳成る  
1458 長禄2 葦名盛詮家臣金上氏を遣わし、兵7千を率いて伊達氏を撃つ。伊達持宗に敗北  
1486 文明18 葦名盛高穴澤越中寺俊家に命じ、耶麻郡桧原賊文太郎等その党270余人を減し、俊家に大沼那境野寺入道智窪の3村を与え、桧原に置き長井の入寂に備えしむ  
1504 永正元 常陸国僧安竹、大沼郡西方村に寶澤山西隆寺を建つ。元澤越中守俊家、耶麻都桧原村に真言宗蘭山桧原寺を建つ。(天正13年兵火に罹り焼亡。承応2年、穴澤氏の子孫再興し桧原山崇徳寺と改め浄土宗になる)  
1520 17 鎌倉の僧江月、耶麻郡熊倉村に浄土宗紫雲山光明寺を建つ  
1533 天文2 耶麻都桧原領主穴澤越前次郎俊直、同村の桧原川に遊猟す。盗賊50余人俄かに起ってこれを襲撃す。俊直等これと戦って賊30余人を倒す。俊直も負傷してこの夜死亡し、郎党9人戦死せり  
1537 6 耶麻郡熱塩村、示現寺炎上す  
1564 永禄7 長井の伊達大膳太夫輝宗家臣遠藤但馬を遣わし、兵2500を以て桧原口を襲う。穴澤加賀信徳これを桧原嶺に迎え撃って退却せしむ  
1565 8 伊達輝宗、再び兵を発し鳥川村より高山を越え、米沢を経て桧原村戸山の館を襲う。穴澤加賀信徳防戦す。葦名盛興兵を出して磐瀬郡長沼に軍す  
1566 9 伊達輝宗の兵又来たり桧原を襲う。穴澤加賀信徳子新右衛門信堅及び佐瀬玄蕃等と力を合わせ激戦これを破り、敵の首500余級を斬る。茸名盛興、信徳が功を賞して耶麻郡大荒井村を加賜す  
1571 元亀2 猪苗代木地小屋村を開く  
1574 天正2 猪首代三浦氏の支族盛勝、下館村中桧山の天徳寺を自木城村に還す。曹洞宗昆盧山と号す  
1581 10 桧原地頭穴澤加賀信徳と坂井館主小荒井阿波大荒井村租税の事にて争い、阿波敗れて黒川に走る。葦名盛隆私闘の罪を譴めて阿波の所領を召し上げ、信徳が大乗井村の地を得る  
1584 12 桧原穴澤氏支族四郎兵衛、伊達政宗の陥穽により伊達軍急襲の先導を務め、ために穴澤主家の一族郎党ほぼ戦死す 豊臣秀吉天下統一
1585 13 伊達政宗、桧原に出陣し、砦を設ける  
1586 14 伊達政宗、兵八千を率い二本松城の兵糧攻めを行う  
1590 18 蒲生氏郷初めて黒川城に入る。会津を支配する  
1592 文禄元 東川を改めて若松と称す。氏郷の生国近江国蒲生部若松森の風景をなつかしみ、その地名を取れりという  
1593 2 若松城に七層の天守閣建つ 関ヶ原の役(1600)
1605 慶長10 耶麻郡桧原村に金鉱を発見し、熊野派の修験者盛んに採掘せり 江戸幕府(1603)
1626 寛永3 耶麻郡本寺村惠日寺炎上。薬師の像焼く  
1635 12 加藤明成の嫡子孫三郎明友、猪苗代小平潟天神の祠を修繕す  
1643 20 沼澤出雲重通を猪苗代城代とす。
保科正之、耶麻郡桧原村住人穴澤新八郎光茂に禄を与えて、桧原の関門を警衛せしむ
幕府による鎖国(1639)
1646 正保3 耶麻郡より信夫郡に出る土湯越道路を開く
耶麻郡落合村鈴木四郎左衛門重次、磐梯山温泉を開く
 
1658 万治元 猪苗代沼尻山崩れ、熱湯沸出す  
1660 3 耶麻郡大藍村五十嵐平左衛門、雄国新田を開く
猪苗代白木城村の農民長阪新田を開く
 
1661 寛文元 猪苗代源橋村の長峯新田を開く  
1666 6 会津風土記成る
田中三郎兵衛正玄に猪苗代桧原の境界を巡視せしむ
 
1668 8 浪人蒔川吉左衛門前年猪苗代金澤新田を開き、湖水眺望の個所に家屋を造営し藩主の来臨を請う
保科正之家訓十五条を撰し、之を家老に授け永く子孫の遺訓とす
 
1671 11 猪苗代湖上通船の法を定む
若松が大火にみまわれる
 
1672 12 猪苗代小平潟天神の社営繕成り遷宮を行う  
1673 延宝元 正之を猪苗代見禰山に葬り、土津霊神とす  
1674 2 見禰山に正之の碑石立つ
正経猪苗代土田新田を開き土津神社の票田とし、人夫8万を徴し渋民村より桧原川を引き、長さ8600百間の堰をうがちて用水とす
 
1685 貞享2 浪人石橋孫之丞、耶麻郡桧原村銀山水抜工事受負の訴訟あり  
1707 宝永4 見禰山神領の新田を開く  
1730 享保15 耶麻郡桧原村又助、会津盛衰記を上梓する  
1769 明和6 船奉行を置く  
1771 8 猪苗代見禰山にて土津霊神の100年祭を行う  
1786 天明6 猪苗代戸ノロ村16橋を修理して初めて石橋を架す
天明8年に竣工す
 
1795 寛政7 諦信が唐松沢に遥拝所を建立する  
1799 11 吾妻山再興の願いが通り、聖護院門跡より令旨を受ける  
1804 文化元 吾妻山を「国峯大霊場」として整備する  
1807 4 遥拝所を木地小屋に移転する  
1808 5 木地小屋に石灯籠「吾妻山常夜灯」を建立する  
1809 6 「吾妻権現の霊場なりとして民の崇神大方ならず」の記録あり  
1816 13 木地小屋銅屋に石塔「吾妻山供養」を建立する  
1824 文政7 木地小屋銅屋に遥拝所が完成する  
1625 8 聖譲院門跡沓「吾妻山大権現」の額を掲げる  
1859 安政6 耶麻郡漆村大火 日米和親条約調印(1854)
1868 明治元 米沢藩の兵桧原ロより入って塩川に屯す 日米修好通商条約調印(1858)
1869 2 浄土平に湯が噴出 廃藩置県(1871)
1872 5 若松・高田・喜多方・田島に郵便局を置く
修験道廃止令
米国イエローストーン国立公園設定
1873 6 吾妻山大権現を吾妻山神社に改名  
1876 9 若松県を廃し福島県に併せられる  
1879 11 若松31国立銀行開業免状下附  
1880 13 戸の口16橋工事落成す  
1882 15 若松に電信分局設置
山形県令三島通庸福島県令を兼任
若松より西は新潟県境に至り、南は栃木県境に至り、北は山形県境に至る三方道路開削のため、満2ヶ年を期し、15才以上60才までの男女に毎月代夫賃(男15銭、女10銭)を課す
 
1883 16 三方道路工事落成す  
1884 17 三方道路開通す  
1888 21 7月15日磐梯山噴火。雄子沢、細野、秋元原等の村落皆埋没し死者500余人。これより水湛えて桧原村に新湖を生ず
姥ケ原に「姥神」像を建立する(信夫部西部地区15名)
大日本帝国憲法発布(1889)
1893 26 若松・新潟間電信線直通す
5月19日吾妻山噴火す。6月7目また噴火し、一切経山南側中腹、燕沢で突然爆発が起こり、調査中の技師2名殉職
日清戦争(1894)
1896 29 耶麻郡雄国沼の堤が壊れ、貯水が桧原村の新潮に注ぐ
吾妻山で小規模の水蒸気爆発
下関条約(1895)
北清事変(1899)
1900 33 耶麻郡吾妻村沼尻硫黄山噴火す。硫黄製錬所事務長澁澤仁之助等死傷80余人
吾妻山遥拝所を猪苗代町田茂沢に移転する
1901 34 若松市初めて電灯を点ず
高湯温泉に石塔「吾妻山」を建立する(菅野三四郎、後藤源兵衛)
高湯温泉不動滝の滝下に石像「不動明王」を建立する(信夫郡内有志)
日英同盟(1902)
1903 36 桶沼下に石祠を建立する(信夫郡内有志9名)  
1904 37 若越鉄道若松・喜多方間開通す 日露戦争
1914 大正3 11月1日 若越鉄道(郡山・新潟間)全通す(着工以来18年目)
猪苗代水力発電所完成し東京送電はじまる
吾妻山小噴火
第1次世界大戦はじまる
1917 6 国鉄若松駅・会津若松駅と改称
「会津資料叢書」第1巻「桧原軍物語」刊行される
8月6日 若松・新潟間電話開通
 
1918 7 吾妻山遙拝所を猪古代町市沢に移転する 第1次世界大戦終わる
狩猟法制定
1919 8 「耶麻郡誌」刊行される(編集・新井丹次) バリー講和会議はじまる
1920 9   史蹟名勝天然記念物法、都市計画法制定
1921 10   内務省衛生局が国立公園候補地16ヶ所を発表
1923 12 猪苗代水力電気会社・東京電灯会社と合併し、東京電力会社となる 都制廃止
関東大震災発生
1926 昭和元 庭塚姥堂に石祠「吾妻山大権現」を納める(信夫郡内有志)  
1928 3 会津盆地に初めて乗合自動車が通る(若松・塩川間) 国立公園協会発起人会(1927)
1929 4 高湯温泉に奉納板「吾妻山大権現」を納める(信夫郡内有志)
1931 6   3月 国立公園法可決(4月1日公布、10月1日施行)
1932 7 「新編会津風土記」刊行される 上海事変起こる
満州国建蜜宣言
1934 9 北村金三郎編「会津年表」刊行される 3月 瀬戸内海、雲仙、霧島が国立公園に指定
12月 阿寒、大雪山、日光、中部山岳、阿蘇が国立公園に指定
1936 11   2月 富士箱根、吉野熊野、大山が国立公園に指定
1937 12   日中戦争はじまる
1939 14 野口記念館三城潟に設置される 第2次世界大戦はじまる
1940 15 谷地平に「白鳳寺遺跡」碑を建立する(祈願、福島市八幡院)  
1941 16 福島市渡利に石塔「吾妻山大権現」を建立する(発願、福島市八幡院) 行政簡素化で国立公園委員会廃止
太平洋戦争はじまる
1943 18   国立公園協会を国土健民会と改称
1945 20   終戦
GHQ、国立公園などの保護保存を指令
1946 21   伊勢志摩国立公園指定
新憲法公布
1947 22   3月 国立公園中央委員会設立
1948 23 7月 初めて県立公園6カ所が指定される
第1回目の吾妻山山開き
極東国際軍事裁判判決
温泉法制定
1949 24 信夫山に石塔「吾妻山」を建立する(信夫郡内有志36名) 9月 上信越国立公園指定
12月 国立公園協会再発足
1950 25 9月5日 磐梯朝日国立公園指定される(全国17番目指定) 7月 秩父多摩国立公園指定
1951 26 2月10日 一切経山大穴火口付近で吾妻山小爆発
2月19日 吾妻山再び爆発
日米安保と講和条約調印
1952 27 5月24日 吾妻山小爆発。噴煙増加
10月4日 磐梯朝日国立公園切手4種のうち「吾妻小富士」図(5円切手)発行
道路法改正
1953 28 5月31日 桶沼展望台に斎藤茂吉歌碑建立する 奄美大島、日本に復帰
町村合併促進公布
1954 29 3月31日 耶麻部北山・大塩・桧原3ヵ村が合併して北塩原村となる
磐梯吾妻道路着工(福島県、ただし昭和32年日本道路公団が引き継ぎ、昭和47年1月福島県道路公社に移管)
森林法制定
1955 30 1月1日 会津若松市と改める
8月24日 福島県・岳温泉79.57ヘクタールが国民保養温泉地に指定される
3月 西海国立公園指定
5月 陸中海岸国立公園指定
1957 32 9月7日 磐梯朝日国立公園計画の変更により1,002へクタールを拡張、15,969ヘクタールが削除され、合計189,651ヘクタールとなる 6月 国立公園法廃止、自然公園法公布
1959 34 11月5日 福島県道路公社による磐梯吾妻スカイライン有料道路が開通 第1回国立公園大会を日光で開催
1960 35 10月15日 福島郵便局第1回移動郵便局が浄土平に開設、小型記念スタンプ使用 7月 (財)日本自然保護協会発足
カラーテレビ本放送
1961 36 8月15日 福島郵便局、風景印「吾妻小富士とスカイラインと八重白山石楠華」図使用
11月1日 磐越西線に初めて急行列車が運転される
11月6日 浄土平レストハウス開館
 
1962 37 酸ヶ平避難小屋建設(福島県)
10月 裏磐梯国民休暇村が開村する
11月 白山を国立公園に昇格
1963 38 米沢市とバレーラインによる観光提携が実現
11月 浄土平地区を集団施設地区に指定
6月 観光基本法制定
鳥獣保護法制定
7月 山陰海岸が国立公園に昇格
1964 39 6月16日 新潟地震(M7.5)会津西北部の西会津・坂下・喜多方地区などに被害。五色沼毘沙門沼など植林陥没
唐松沢に「姥神(別名は姫神社)」石像を建立する
東海道新幹線営業開始
オリンピック東京大会開催
6月 知床と南アルプス国立公園指定
1965 40 9月17日 会津若松市鶴ヶ城天守閣工事落成  
1966 41 1月 吾妻山火山活動が活発化。地震回数、噴気孔増加、浄土平で有感地震3回
谷地平避難小屋建設(福島県)
協業組合磐梯吾妻パークセンター設立
 
1967 42 5月26日 北塩原村大塩大火。温泉街など99棟を全焼
7月 磐越西線の亭多方・郡山間電化完成
兎平野営場セントラルロッジ完成(福島県)
11月 (財)海中公園センター設立
1968 43 8月1日 皇太子殿下、妃殿下鳥子平探勝路散策、セントラルロッジで御休憩 小笠原諸島22年ぶりに日本に復帰
1970 45 6月 福島県道路公社による磐梯ゴールドライン有料道路開通 大阪で万国博覧会開催
1971 46   7月 環境庁発足
1972 47 10月18日 雄園山麓開拓国営事業起工式挙行される
10月 磐梯朝日国立公園区域に羽黒地域38ヘクタールが追加され、189,699ヘクタールとなる
福島県道路公社による磐梯吾妻レークライン有料道路開通
5月 西表国立公園指定
6月 自然環境保全法制定
10月 小笠原国立公園指定
11月 足摺宇和海国立公園指定
1973 48 4月20日 磐梯吾妻レークライン・磐梯ゴールドラインの合同開通式が北塩原村剣ヶ峰ゲートで行われる
7月1日 西吾妻スカイバレー有料道路(北塩原村早稲沢・米沢市白布高湯間17.8KM)開通
 
1974 49 6月 福島県による五色沼ビジターセンターが完成
12月 環境庁が桧原湖、小野川瀬、秋元湖、曽原湖を対象に湖沼水質調査を実施。国際生物学車券計画裏磐梯湖沼群研究グループが、深泥沼、赤沼、竜沼、青沼、柳沼を対象に裏磐梯湖沼群を研究
6月 自然保護憲章制定
9月 利尻礼文サロペツが国立公園に昇格
1976 51 福島県道路公社による母成グリーンライン有料道路開通 沖縄国際海洋博聞偉(1975)
1977 52 10月26日 一切経山小噴火、噴煙上がる  
1978 53 12月8日 磐梯朝日国立公園磐梯吾妻猪苗代地域の公園計画再検討が終了、117ヘクタールを削除し、公園面積189,582ヘクタールとなる 成田新国際空港開港
1979 54 駕龍山稲荷(吾妻山大権現関連)を再建する(福島市有志59名) 6月 (財)自然公園美化管理財団設立
1980 55 吾妻山遙拝所(市沢)が豪雪により倒壊する  
1981 56 9月 福島県道檜原吐出線道路開通。檜原湖が一周可能となる  
1982 57 5月 (財)自然公園美化管理財団浄土平支部が発足、7月より事業開始
環境庁へビジターセンター建設を要望する
6月 東北新幹線大宮~盛岡間開通
1983 58 7月31日 第1回神秘の湖、魔女の瞳を訪ねよう(吾妻高湯観光協会、福島県観光開発公社) 日本海中部地震発生
三宅島大噴火
1984 59 吾妻高湯温泉、不動滝展望台に「不動尊」を建立する(福島市有志)
11月 磐梯吾妻猪苗代地域管理計画策定
 
1986 61 ビジターセンター基本構想を作成  
1987 62   釧路湿原国立公園指定
1989 平成元 4月 新たに制定された「みどりの日」に自然観察会を実施
9月 福島市~会津を結ぶ土湯トンネル開通
 
1990 2 2月 浄土平博物展示施設の公園事業決定  
1991 3 7月 浄土平ビジターセンター運営協議会発足
8月 浄土平ビジターセンター完成。国民休暇村協会創立30周年記念キャンプフェスティバルを裏磐梯国民休暇村で開催
 
1992 4 東北自然歩道(新奥の細道・吾妻小富士、桶沼、鎌沼、幕滝)整備着手、平成6年度完了(福島県)  
1993 5 10月 福島市浄土平天文台開館(福島市)
10月2日 福島県浄土平レストハウス建替え新設開館
11月 環境基本法制定
1995 7 2月24日 吾妻山周辺森林生態系保護地域に指定(林野庁) 阪神大震災発生
1996 8 7月16日 浄土平ビジターセンターにハイビジョン設置、試写会(環境庁)
10月 浄土平周辺地区の植生復元を目的とした特殊植物などの保全作業はじまる(福島県)
 
1997 9 11月 谷地平避難小屋建替え(福島県)。栂平園地木道工再整備(福島県)  
1998 10 酸ヶ平避難小屋改築(福島県)  
1999 11 浄土平ビジターセンターホームページ開設
2000 12 磐梯吾妻スカイライン 新・不動沢橋完成
ロマンチックあづま協議会発足
浄土平周辺観光推進連絡会議発足
8月 磐梯山に臨時火山情報が出る
 
2001 13 緑のダイヤモンド計画により、吾妻小富士登山道、浄土平湿原木道ほか再整備
7月 第43回自然公園大会 裏磐梯地域にて開催
7月 休暇村裏磐梯再整備 新館開館
環境省発足
2002 14   自然公園美化管理財団を自然公園財団に改称
2003 15 4月 裏磐梯ビジターセンター開館
桧原湖と山形県白布温泉を結ぶ西吾妻スカイバレー無料化
鳥海朝日・飯豊吾妻緑の回廊 設定(林野庁)
 
2004 16 吾妻・浄土平自然情報センター開館  
2005 17 酸ヶ平避難小屋に公衆トイレ建設(福島県) 知床が世界自然遺産登録
全国7ヶ所に地方環境事務所設置(環境省)
2006 18 4月8日 磐梯吾妻スカイライン早期再開通、料金一括徴収社会実験実施
浄土平野営場リニューアルオープン
外来生物法制定
2007 19 裏磐梯エコツーリズム協会設立 尾瀬国立公園誕生
2008 20 磐梯吾妻観光推進協議会発足
浄土平ビジターセンター運営協議会を浄土平集団施設地区運営協議会に改組
11月11日 一切経山 噴気活発化、登山道一部立入禁止となる
 
2009 21 磐梯吾妻スカイライン開通50周年 関連行事開催  
2010 22 磐梯朝日国立公園指定60周年 関連記念行事開催
9月 磐梯山憲章制定(猪苗代町・磐梯町・北塩原村)
10月 磐梯山に三角点を再設置(新標高1816.29mとなる)
国際生物多様性年
12月 東北新幹線全線開通
2011 23 7月16日から磐梯吾妻スカイライン無料開放(福島県) 東日本大震災発生
小笠原諸島が世界自然遺産登録
2012 24 冬期閉鎖後、浄土平地区の電話番号変更 屋久島国立公園誕生

※『吾妻山旧略縁起』『延喜式第十』『信達一統志』『修験の山吾妻』『福島県の気候』『r猪苗代町史』『会津風土記』『大政官達』『福島大百科事典』『福島市史』および会津歴史学会発行『会津の歴史を語る文化財』、雄山中地茂男編「会津年表(改訂・増補)』をもとに加筆・修正

このページの先頭へ戻る