梅雨入り、夏至と季節は着々と進んでおり、6月ももう下旬です。見るからに山の残雪は薄くなり、新緑も「新」の冠をそろそろ取れるくらい濃くなりました。
梅雨の最中であってもわりと晴れ間に恵まれるという、上高地の梅雨あるあるに今年も該当しており、実は散策のしやすい今、お花たちもニューフェイスがぞくぞくと顔を出しています。
オオカサモチ。大きなものは2mにもなるのっぽさんなので、存在感は抜群です。
ショウキラン。光合成を必要としない腐生植物です。シナノザサの生えているところで見かけることが多いので、何か重要な関係があるのかもしれません。
シロバナグンナイフウロ。花弁が後ろに反り返った姿がユニーク。紫色のものが母種ですが、上高地ではこちらの白色が多いです。
カンボク。中心に集まって咲くのが花ですが、その周りの白い装飾花が目立ちます。秋、真っ赤な実をつけた姿も見応えありです。
オオバミゾホオズキ。鮮やかなイエローカラーが夏を思わせます。水気の多い場所が好みで、よく群生して咲いています。
蝶も色んな種がみられるようになってきました。見かけたらどんな蝶か観察してみてください。
散策の前に、インフォメーションセンターやビジターセンターに寄ってみるのもおすすめです。今咲いているお花や、暮らしている動物たちの情報をゲットしておくと、より楽しめるかと思います。
皆様のご来館をお待ちしております。