皆さんこんにちは。
長野大学環境ツーリズム学部から来ました秋山航です。
8月5日から8月10日の6日間で一般財団法人自然公園財団上高地支部にインターンシップに入っていたので、その紹介をしようと思います。
1日目は上高地の自然や歴史、課題、取り組みの紹介とインフォメーションセンターの業務を行いました。
この日は半日だけの業務でしたが、インフォメーションセンターには多くの観光客や登山客が訪れている様子を見て、訪れた人に正確な案内や情報発信ができるように自分たちは常に様々な情報を収集しておくことと事前に把握しておくことが重要なのだと感じました。
2日目は清掃登山ということで、西穂高岳に行きました。道中にすれ違う登山客は少なかったですが、西穂山荘に着いたときは多くの登山客でにぎわっていました。また、この日は非常に晴れていて天気も良く、絶好の登山日和でした。
この清掃登山に携わったことで上高地の貴重な動植物を保全していくためにもゴミのポイ捨てはしないさせないという取り組みが必要であると同時に「また上高地に来たい」と思ってもらえるような環境作りが必要になるのだと感じました。
3日目はビジターセンターでガイドウォークと利用者案内業務などを行いました。ガイドウォークは明神池までのコースを道中の草花の観察とオオルリやコマドリなどの鳥の鳴き声に耳を傾けながらゆっくり歩きました。私はガイドの話を聞きながらゴミ拾いをしていたのですが、道中に咲いている草花の写真を撮ったり、鳴いている鳥の声を録音したりと楽しみながら歩いていました。
午後は利用者案内の業務ということで、ビジターセンターに訪れた人にマップの提供やグッズの販売といった業務を行いました。インフォメーションセンターと同様にビジターセンターにも様々な観光客や登山客が訪れており、相手はどのような情報を欲しがっているのか、何を知りたいのかを考えながら対応しました。
この日は上高地の自然の豊かさと相手への言葉遣い、気持ちの汲み取り方などを知りました。
4日目は野生動物対策ということでニホンザルやニホンジカ、ツキノワグマ対策を行いました。対策の内容にはサル追いや餌のトラップを仕掛けること、センサーカメラの確認などがあり、それぞれの野生動物の生態や現在の状況に合った手法で行っていました。
野生動物と人間は隣り合わせで生活しているのだと感じたと同時に、野生動物の保全という意味でもこれらの対策は必要であり、継続はもちろんのこと様々なアプローチで対策を取っていくことで、私たち人間側の生活と野生動物側の生活を守っていくことになるのだと感じました。
5日目は上高地の園路内の水たまりの水きりや歩道の巡回、トイレ清掃などの管理業務を行いました。この業務は上高地に訪れた登山客や観光客が快適に過ごせるように歩道やトレイなどを管理していくものでした。
巡回ではトイレの点検も含めて行い、園路内にできた水たまりの除去や木道に異常がないかの確認、ゴミ拾いなどの業務を行いました。その後、トイレ掃除を行い利用者が気持ちよく使えるように掃除をしていきました。また、時期によっては草刈りなどといった業務も行うそうで、一言に管理業務と言っても多岐にわたることが分かりました。
これらの管理業務は自然の保護や景観の保護、更には人々の保護にもつながっていると考え、国立公園において欠かせない業務であると感じました。
6日目はブログの更新で、これまでに取り組んできた業務を振り返りながら文章を書いています。この6日間で様々な業務に携わり、多くの経験や知識を吸収しました。大変な時もありましたが、「やって良かった」、「ここに来て良かった」と思えることが非常に多かったです。
上高地でインターンシップを行った感想としては非常に充実していた楽しかったという感想しかありません。
ここで得た経験や知識は私なりに形を変えて自分の将来や趣味、更には人の為に活かしていきたいです。
最後になりますが、上高地はとても良いところです。
是非、遊びに来てください。