11月15日の今日、青空と白い穂高の下、河童橋のたもとにて閉山式が執り行われました。
昨年と同様、今年も式は神事のみとなり、神主さんが厳かに祈りを捧げる様子を見つめながら、シーズンを無事終えられることを皆で感謝しました。
長いようで短い7ヶ月、今シーズンも様々なことがありました。
そこで、他のスタッフにどんな年だったか、来年の抱負などをちょっと聞いてみましたので、四季折々の上高地の風景と共にどうぞ。
【ビジターセンタースタッフより】
「ビジターセンター開設20周年という節目の年を皆でささやかながらもお祝いできたこと、その場に立ち会えたことが嬉しかったです。
今年もコロナ禍のなかではありましたが、ガイドイベントを開催でき、リピーターさんのお顔を多く拝見できて、賑わう上高地に少し近付けた年になったかなと思います。」
【野生動物対策専門スタッフより】
「今年も昨年に引き続き、お客様の少ない寂しい年ではありました。
ただ、お客様が多くても少なくても、野生動物との関わりは変わりません。クマトークやサルの追い払いなどの活動を通じ、この思いをこれから先も皆様と共有していけたらと思います。」
【個性あふれる上高地支部スタッフをまとめる所長より】
「例年のような賑わいには届かなかったが、変わらずにあり続ける上高地を変わらずに楽しみ、感動されている皆様の姿に、改めて上高地の魅力を再確認すると共に、とても勇気づけられました。本当に感謝に堪えません。
来年は、さらに多くの方に上高地を体験し楽しんでいただける年となるよう願うばかりです。」
明日より上高地はしばし冬の眠りにつきます。
また来春、この素晴らしい自然や景色に、そして皆様にお会いできることを楽しみにしております。
今シーズンもありがとうございました!!
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2022年の県道上高地公園線の開通は、4月17日7:00~(予定)です。
冬期閉鎖期間中、上高地インフォメーションセンター、上高地ビジターセンターは閉館しています。
上高地各所の公衆トイレは、場所により冬期トイレを開設しています。冬期入山される方は下記のリンク先をご覧ください。