鳴門海峡は、イタリアのメッシーナ海峡、北アメリカのセイモア海峡と共に世界3大潮流の一つとされます。
鳴門といえば渦で有名ですが、鳴門海峡に渦が発生するのは、太陽や月の引力の影響を受けた潮の満ち干きによる海水の流れ、そして複雑な地形が関係しています。鳴門海峡の幅は、約1,340m、大鳴門橋の真下はV字型に深く落ち込み、最深部は約90mにも達します。
大潮の時の潮の流れは時速13~15キロメートルですが、春と秋の大潮の頃には、最大時速20キロメートルにも達し、直径20メートルもの大きな渦が発生します。