鳴門公園内には様々な文学碑が建てられており、鳴門海峡の素晴らしい景色を楽しみながら散策できます。
3回目は、前回と同じ「千畳敷」の近くにある碑をご紹介します。
~母の渦 子の渦鳴門 故郷の渦~
※橋本夢道(1903~1974)徳島県板野郡藍住町生まれ。19歳で自由律俳句に共鳴し、荻原井泉水に執事。「層雲」に入会してプロレタリア俳句の先駆者となる。
~みちひするしほのこころにのるふねは なるとのせともやすくこゆらむ~
鳴門の瀬戸は流れも急で、船の難所であるが、潮の干満の様子を心得た船頭のこぐ船は、鳴門海峡をたやすく渡っていくであろう、と詠んでいます。
※小松宮彰仁親王(1846~1903)伏見宮邦家親王の第八皇子。
次回も鳴門公園にある文学碑を紹介しますのでお楽しみに!!