自然紹介 2018/09/08

森のエビフライ

今日は支笏湖園地内の状況確認のため外を歩いていたところ、大きなエゾマツの下で面白いものを見つけました。

左側はエゾマツのまつぼっくり、右側は……?

正解はエゾリスによるまつぼっくりの食べ跡です。
まつぼっくりの中に入っているマツの実を食べるため、器用に外側のウロコを剥いでいき、最終的にこのような形になるのだそうです。
先端部だけウロコが残っている様子がエビのしっぽに見えることから「森のエビフライ」なんてお茶目な別名もあります。

ハート形の葉っぱがかわいいカツラの木からは甘い香りが漂ってきました。
綿菓子やキャラメルのようで思わずお腹が空いてしまいそうな匂いです。
どういう訳か、黄葉から落葉する頃にかけてカツラの葉からは匂いがするようになります。

この匂いを嗅ぐと「もう秋か~」という気分になります。
これからだんだんと朝晩の冷え込みが強まってきます。風邪など引かないようお気をつけてお過ごしください。

(小野寺)

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