自然紹介 2020/05/18

オロンコ岩は動植物の小さな楽園?

知床の春はあっという間に駆け抜けていくんだなと、肌身で感じる毎日です。

そんな春の足跡を追いかける為、オロンコ岩へ行きました。

オロンコ岩を登っている途中で、オオセグロカモメ達がくつろいでいました。

オロンコ岩頂上手前で見かけたこの黄色い花。ゼンテイカという花で、別名エゾゼンテイカ、エゾカンゾウ、ニッコウキスゲと呼ばれているそうです。もう少しすると開花して見ごろの時期となります。

遠くの方にプカプカと浮かぶ黒い鳥。なんだろうとカメラを向けてみるとケイマフリでした。キュート。

さっきの1羽とは別に3羽でくつろいでいるケイマフリ達。かわいい。

そんなケイマフリの横を通過するウミウ。ちなみに近くにはヒメウもいました。

ケイマフリを見た後、オロンコ岩の頂上を歩いていると素早く飛び立つやや大きめの何か。鳥かな?と思ってみると、地面にヒメアカタテハがいました。

更に奥の方を歩くと……、今度こそ鳥が飛び立ち目の前の木へ止まったのでパシャリ。
アオジのメスでした。

そろそろ戻ろうかと背伸びをした時、ふと白い花が目に入ったのでこちらもパシャリ。
オドリコソウという多年草です。
ちなみになんでオドリコソウかというと、花の形が笠をかぶって踊る踊り子の姿に似ているからだそうです。
それを知った途端になんだかとてもハッピーな花に思えてきました。

というわけで久しぶりの自然収集は楽しいものでした。
季節の移ろいを逃さぬよう、また自然収集に出かけたいと思います。

それではまた。

担当:山田

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