知床ウトロでは夏鳥が飛来し、様々なところで見かけるようになりました。
先日散策した草原ではノビタキのオスが細長い枯れ枝に留まっていました。頭・顔から背中、尾羽が真っ黒で、胸元のオレンジ色が目立ちます。
比較的姿の見えやすい、高い枝先や杭の上などにいることが多いです。
杭の上にいるホオジロのオスも撮影しました。
こちらの鳥も海岸草原や原野などの開けた場所でよく見られ、見晴らしの良い草の上でさえずっています。
胸が茶色く、喉元が白いのも特徴です。
森林ではイカルに遭遇しました。のんびりとしたテンポで「キーコーキー」と澄んだ声でさえずっていました。
黄色い嘴と濃い紺色の頭部のコントラストが印象的で、採食の際は大きな嘴で堅い木の実や草の実を砕きます。
姿は見えませんでしたが、森の奥からはツツドリ、センダイムシクイの鳴き声も聞こえてきました。
今回の散策は知床に渡ってきた夏鳥たちが、海岸や草原、森の中で賑わっているようでした。
<担当:畔柳>