自然紹介 2021/04/12

以久科原生花園へ

今日は知床半島の付け根、斜里の町にほど近い「以久科(いくしな)原生花園」を歩きました。
断崖や磯、石の海岸が多い半島部と比べ、この辺りは砂丘から続く砂浜が広がっているのが特徴です。
今日は5月並みの陽気とあって、知床半島の山々はうっすら霞んで見えました。

砂浜の手前には気持ちのいい海岸林を歩くコースもあります。
今日は花を見つけることはできませんでしたが、原生花園の名の通り、初夏になればハマナスやエゾスカシユリなどたくさんの花で彩られるそうです。

木柵では冬を越したエルタテハが日向ぼっこをしていました。
もしかしたらまだ見ぬ花の在り処を知っているのかもしれません。

梢の上に留まっていたのはカワラヒワです。
他にもシジュウカラとシマエナガの姿を見ることができました。
海岸、森林、草原がまとまっているこの場所は野鳥の観察ポイントでもあります。

オホーツク沿岸にはいくつか原生花園と名の付いた場所がありますが、ここは観光地化されていない穴場のようなところで、のんびり散策を楽しめました。花が咲く頃にまた歩いてみたいと思います。

(小野寺)

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