ある晴れた冬の日に、環境省の巡視(利用・施設状況確認)に同行し、冬の知床五湖を歩いてきました。
(冬のあいだ、知床五湖は閉鎖されていますが、エコツアーに参加することで立ち入ることができます。今年度のツアーは3/14で終了です)
歩いているのは湖の上です。
冬にしか歩けない場所、冬にしか見られない景色。
何度も行っていて知っている場所なのにとても新鮮で、五湖の魅力を再発見したような気持ちになりました。
流氷が浮かぶオホーツク海も壮大な広がりをもって臨むことができました。
この日は穏やかでしたが、ときには積もった雪を吹き飛ばす勢いで強風が吹くのでしょう。
この辺りは下草が見えており、エゾシカたちが前足で地面を掘りながら草を食べていました。
立派なツノを持つオスのエゾシカも、こちらを気にするそぶりもなく悠々と歩いていました。
おとなしくても野生動物です。不用意に近づいたりちょっかいを出したりせず、静かに見守ってくださいね。
今年の知床は雪がどっさり積もっていますが、それでも日差しの暖かさに春を感じるようになってきました。
知床五湖、4月20日(予定)の開園までもう少しです。
(小野寺)