活動報告 2022/07/25

知床五湖の地上遊歩道のササ刈りを実施しました

みなさん、こんにちは。

本日のブログは知床支部にインターンシップに来ている岸田がお届けします。

知床にやって来て早3日が経ちました。
東京の秋並みに涼しい日も多い知床の夏に感激しています。

さて今回は、インターンシップ期間中に体験させていただいている業務についてご紹介します。
昨日は知床五湖の地上遊歩道のササ刈りを実施しました。

ササはそのまま放置しておくと、歩道を埋める勢いでどんどん成長していく繁殖力の強い植物。
遊歩道を散策する方が安全に歩けるように、定期的にササ刈りをして歩道の整備を行っています。

雨模様の1日でしたが、おかげで森と湖が霧に包まれて幻想的な雰囲気でした。

トドマツの幹にクマゲラの営巣跡がありました。
クマゲラは縦に長い長楕円形の穴をあけるのが特徴で、アイヌ語で「チプタ・チカップ(船を彫る鳥)」と名付けられています。

縦に入っている亀裂は「凍裂」というもので、冬の寒さにより樹木の水分が凍結して幹に割れ目ができる現象だと教えていただきました。

知床五湖には名前の通り5つの湖がありますが、こちらは三湖に浮かぶ中島。
湖の水面に反射して映る木々が美しかったです。

昨年の夏に知床五湖の高架木道を歩いたことがあるのですが、木道の上から眺める五湖と地上遊歩道から見る五湖では見える景色や印象が異なり、どちらもそれぞれ素敵だなあと感じました。
ちなみに昨年訪れた時は今回とは対照的な快晴の真夏日でした。

晴れの日も雨の日も、上から見ても下から見ても、それぞれの良さがある知床五期、奥深いです。
知床では毎日表情を変える風景がまだまだ沢山あるのだろうなあと思うと、わくわくした岸田でした。

※現在(7月31日まで)は、ヒグマ活動期のため、地上遊歩道はガイドツアーにご参加いただくことで、散策することが可能です。
ガイドツアーのご予約方法など詳しい情報は、下記(知床五湖公式HP)をご参照ください。


 

 

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