先日(6/20)登った硫黄山で見られた植物をご紹介します。
林内ではゴゼンタチバナが沢山咲いていました。
花びらに見える白い部分は総苞片で、中央に密集している部分がお花です。
花弁より長く伸びた雄しべが特徴的です。
ふわふわしていて思わず触りたくなります。
高山でよく見られる2種。
鮮やかなピンク色が目を引きます。
硫黄山といえば、シレトコスミレ。
北海道固有種で知床半島の砂礫地に分布している希少なスミレです。
岩の陰でひっそりと咲く姿がとっても可愛かった…!
今回の登山の目的のひとつとして「シレトコスミレを見る」を掲げていたので、お目にかかれて嬉しかったです。
花開くのが楽しみですね。
ころんとした形が可愛らしいシラタマノキ。
その名の通り、秋には白くて丸い果実をつけます。
梅の花に似ていることから「イワウメ」と名付けられました。
お花が枝先に3個ずつつくのが特徴です。
本州では中部以北に分布しています。
森の中やハイマツ帯、岩場などそれぞれの環境で色々なお花が咲いており、歩き進めるのがとても楽しく感じました。
山の厳しい環境下で生育する植物たちは逞しさと可愛らしさを持ち合わせていて、心惹かれます。
今回の登山で見られた花々:
イワヒゲ、イソツツジ、イワウメ、ウコンウツギ、エゾノツガザクラ、コメバツガザクラ、シラタマノキ、シレトコスミレ、マルバシモツケ、メアカンキンバイ、ミネズオウ、チングルマ、エゾコザクラなど
硫黄山への登山についてはこちらのサイトもご一読ください。
(岸田)