11月10日（金）、高千穂河原の神籬斎場（古宮址）と高千穂峰山頂で神事『天孫降臨御神火祭』が執り行われました。
午後5時、辺りが暗くなると神事が始まりました。
御神火が灯され、祈願絵馬と祈願札のお焚き上げを行い崇敬者の願いの成就を祈るとともに、天孫降臨のご事績が称えられました。
天狗の面を被った太鼓集団による、霧島九面太鼓も奉納されました。
霧島神宮では宝物として天狗の面が収蔵されているそうです。
神宮周辺では色々なところで天狗をモチーフにしたオブジェを見ることができますよ。
最後に霧島神楽も奉納されました。
ニニギノミコトが天から高千穂峰に降り立ち、人々に稲穂を授けたことで大地は実り豊かになった……という天孫降臨の神話を演じたものです。
普段は静かで清らかな気分になれる古宮址ですが、祭りの最中は厳かでありつつも、人々の神々に対する熱い想いに包まれていました。
（小野寺）
