活動報告 2025/01/27

火山噴火時の避難誘導訓練と関係者会議を行いました

1月24日(金)、高千穂河原で「火山噴火避難誘導訓練」と「消防訓練」が行われました。

「火山噴火避難誘導訓練」は、高千穂河原の北方約3kmにある新燃岳が噴火したという想定のもと、火山灰や火山礫の降下が予想される中でお客様を迅速に避難誘導するための訓練です。

新燃岳は2011年1月に大きなマグマ噴火を起こし、その後も数度噴火を起こしています。
火山に囲まれた高千穂河原で、どのように安全を確保しお客様を誘導すればいいか、真剣に考えながら訓練に臨みました。

また、ビジターセンターで火災が起きた想定で、「消防訓練」も実施しました。
有事の際は職員間で誰が何をすべきか、全員がしっかり共通理解を持って取り組むことが大切だと改めて認識しました。

その後、霧島市、鹿児島県、ビジターセンター運営協議会、霧島ジオパーク推進協議会と当支部で「火山噴火避難誘導訓練」の関係者会議を行いました。

安全対策や避難時の対応や計画について、火山情報の掲示、無線放送の定期的な試験、孤立化時の備蓄など、さまざまな案や検討事項が出され、非常に有意義な会議となりました。

火山は我々に恵みをもたらしてくれる一方で、いざ噴火した際には大変な危険が伴います。
現場にいる者として、常日頃から防災について意識して行動したいと思います。

(小野寺)

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