福島地方気象台は10月21日(土)午後、吾妻山の「初冠雪」を発表しました。
吾妻山の初冠雪 平年日は10月26日。
平年より5日早く、去年より5日早い観測となりました。
標高約1600mの浄土平では21日午前中からみぞれや雪が降りはじめ、強風や濃霧で次第に吹雪のような悪天候に。。 紅葉シーズンの週末ですので来訪客も多く賑わっていて、紅葉と雪を同時に楽しめる一日となりましたが、何しろ寒いので短時間でお帰りになるお客様が多かったようです。
磐梯吾妻スカイラインは路面凍結のおそれがあるため、21日17時から「夜間通行止め」となり、当初は22日朝8時に通行止め解除となる予定でしたが、積雪・路面凍結のため 22日正午まで全線通行止めが続きました。
浄土平ビジターセンターの観測では22日(日)は最低気温マイナス1℃、最高気温2.5℃と冷え込んでいます。
平地より10℃程度気温が低い山岳地ですので、冬の服装で、防寒対策をしっかりしてお越しください。
なお、「初冠雪」は山麓の福島市内にある福島地方気象台の職員が目視で吾妻山の雪を確認した際に発表されるものです。
浄土平など山の現地で観測しているものではありません。山で雪が降っていたとしても、山が雲に隠れて山麓から確認できない場合などは初冠雪とはなりません。
今回、浄土平では「初雪」と言ってもよいのではと思いますが、さらに標高が高い一切経山山頂などではすでに雪が舞っていたとの情報もあり、現地で公式な観測が行われているわけではないのではっきりしたことは言えません。