活動報告 2022/09/09

初秋のインターンシップまとめ ~印象に残った活動紹介~

皆さんこんにちは。
本日のブログ更新は、インターン生3人が担当します。
私たちは5日間のインターンシップに参加し、実際に仕事を体験しました。
今回は、私達がインターンシップの中で印象に残った自然公園財団上高地支部の活動内容、経験を紹介したいと思います。
この記事を通じて自然公園財団上高地支部の活動内容を知っていただけたら嬉しいです。

初日にはオリエンテーリング。
2日目には上高地の野生動物対策として、数人のスタッフさん達に同行しウワミズザクラの調査を行いました。
ウワミズザクラはサルやクマの餌になります。園路の近くにウワミズザクラが自生していると、その実を求めて野生動物が園路に近づいてしまうので、この日はウワミズザクラが園路のどこに自生しているのかを調査しました。

そして、ウワミズザクラを発見し、その木が十分に成長していたらその木を指標木として指定し、結実調査を行いました。
結実調査をする事でウワミズザクラの豊凶状況を把握することが出来るので、野生動物の行動を予測することが出来る様になります。

この作業は、広い園路の中のウワミズザクラを探すのでとても時間がかかり大変な作業でした。
木の種類を判別することは素人には難しく、私は何度も違う木をウワミズザクラと間違えたので、その度に同行したスタッフさん達の知識が豊富であると思いました。そしてこのような作業を積み重ねしデータを蓄積することは、効果的な野生動物対策を実施するのにとても重要な作業だと感じました。

そして3日目には上高地ビジターセンターでガイドウォーク、施設管理運営業務を行いました。
ガイドウォークでは、上高地の自然や動植物を詳しく知ることが出来ました。
豊かな自然に囲まれたガイドウォークはとても気分が良く、普段見る事が出来ない動植物を見ることが出来るので、是非参加してみてください。

ビジターセンターでは、上高地に生息する「ツキノワグマ」についての講習を聞いたり、ツキノワグマの剥製を触る事で、ツキノワグマは、上高地でどのような生活を送っているのかなど、熊の生態や、遭遇時の対処法を知ることが出来ました。
講習は無料なので、気軽に参加してみてください。

ビジターセンターの中には、上高地の動植物が展示されており、知ることが出来ます。
販売コーナーには、上高地でしか手に入らない商品が多くあるのでお土産にお勧めです!
上高地に訪れた際は、足を運ばれてはいかがでしょうか?

最後に上高地の歩道維持作業と公衆トイレの清掃・点検をしました。

出発した時は雷も鳴るほどの大雨で、その後もカッパを着ての作業となりました。
写真は水切り作業をしている様子です。水切りとは歩道に溜まった雨水を逃がすため、鋤簾を使い、詰まっている土や石、落葉を取り除くことです。

他にも、スタッフさんが危険な木や枝の調査・報告していました。
危険な木とは、木に葉っぱが付いていなかったり、キノコが生えたりしている枯れた木のことです。歩道に近い枯れた木・枝が、お客さんの頭上に落ちるという事故を防ぐための大切な作業となっています。
道を歩いているだけでは枯れた木にも、川にいる魚にも気づかない事が多く、スタッフさんの経験や知識の豊富さを実感しました。

公衆トイレの清掃・点検では、床のモップがけやトイレの中の虫の死骸の撤去、洗面台の清掃等をしました。
作業を分担し、数十分かけての清掃は慣れないこともあり大変でしたが、スタッフさんの助けもあり、清掃後は綺麗な状態にすることができました。

写真はアケボノシュスランという名前の梓川左岸道で見つけた花です。初秋には多くの花のシーズンが終わってしまっており、アケボノシュスラン自体が少し珍しい花と聞いたので、見つけた時は嬉しかったです。

上記の内容以外にも様々な作業を手伝わせていただきました。
その都度、上高地支部のスタッフさん達は上高地の自然を大切にしながら、また快適に施設を利用出来るように活動をしていました。

このように上高地では多くのスタッフさん達の努力により快適で安全な観光が出来るので、是非一度訪れてはいかがでしょうか。とても有意義な時間を過ごせるのではないかと思います。

このブログを見てくださりありがとうございました。

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