「スプリングエフェメラル」は「春のはかない命」とか「春の妖精」と訳されますが、「春植物」とも呼ばれます。支笏湖にもやっと、この「春植物」たちの季節が訪れました。
「春植物」は、木々が葉を生い茂らせる直前の春のひと月余りのわずかな光を利用する植物たちのことです。わずかな期間の光で光合成をして栄養を貯え、成長し、繁殖するのです。
例えばシュロソウ科のエンレイソウは、芽を出してから地下部に栄養を貯え、少しずつ成長してやっと6年くらいで花を咲かせます。
本州の南部や九州では見ることができない植物たちです。けなげな彼らの生きざまを知ったうえで、じっくりと観察していただけると良いかなと思います。
【春植物の紹介】
他にもありますがこの辺で切り上げます。道端の植物に目を向けるといろいろな発見があり、楽しいですよ。
(榊原)