自然紹介 2021/04/17

支笏湖にもやっと「春の花たち」咲き始めました


ビジターセンター展望デッキからの眺め

 今日はあいにくの雨模様です。しかも寒いので外に出るのがはばかられる天気です。ということもあり、土曜日にもかかわらずビジターセンターを訪れる人の数はとても少なくなっています。
 写真は、展望デッキからの支笏湖です。雨雲が低く垂れこめ、そのためいつもの風不死岳や樽前山の姿はありません。残念という気持ちもありますが、植物たちにとっては命の雨。これからの成長を大きく後押ししてくれるに違いありません。


エゾエンゴサク

 今日の早朝、雨が降り出す前の時間に旧モーラップスキー場方面に立ち寄ってみました。車を降り、ふと足元を見ると、エゾエンゴサクが咲いていました。皆さんの身近な林ではすでに咲いていると思いますが、やはり支笏湖は寒いので咲き始めが遅くなります。周りを見ると、まだ蕾をつけたエゾエンゴサクがたくさん生えていました。支笏湖はこれからが花の季節です。


ヒメイチゲ

 『支笏湖ビジターセンター便り(令和3年4月号)』でご紹介しましたが、「自然の森」の遊歩道沿いでヒメイチゲを見つけました。蕾の間は薄い桃色なのですが、このように開花すると純白に変わります。キンポウゲ科の植物で、小さくて茎に一つだけ花をつけることから「姫一華」と名付けられたとのことです。小さな5枚の花弁と緑色のめしべ、白いおしべが見えますね。


キジバト

 昨日の早朝、休暇村の「野鳥の森」に立ち寄りました。ご存じの方も多いかと思いますが、写真はキジバトというハト科の渡り鳥です。夏鳥として北海道に渡ってきたばかりで、この時はエサ取りに夢中で、私のことなどほとんど気にしていない様子でした。この後多くの種類の夏鳥が渡ってくるのが楽しみです。    (榊原)

新着ブログをもっと読む