朝晩の冷え込みを感じる日が増えている上高地。
季節は秋へと突入し、鳥たちにとっては越冬への備えをする大事な時期です。渡りの中継地としてこれから上高地に訪れる鳥は勿論、今上高地にいる彼らもそれぞれ備えにいそしんでることでしょう。
今回はその中でも特に気になる、今年生まれた幼鳥ちゃんたちの姿(時々親鳥も)をプレイバックしたいと思います。(五十音順)
当シリーズ1回目に登場した種です。この子は別の子ですが、こちらも献身的なイクメンパパに育てられていました。
仲良く戯れる姿がかわいかったツインズ。この種は母鳥が抱卵から子育てまで一手に担います。
今年一番幼鳥ちゃんを見る機会が多かった鳥です。子沢山な種なのも要因でしょうか。
既にだいぶ成長した姿でしたが、昨年は見られなかっただけに、かなり嬉しい出会いでした。
インフォメーションセンターにご来館した、巣立ちほやほやのおチビちゃんズです。
雨&遠目だったこともあり、見た目では親鳥との違いがわからなかったのですが、給餌を受けていたので判別できました。行動も重要な見分けポイントです。
インフォメーションセンター裏に家族でちょくちょく姿を見せてくれました。カメラ目線もバッチリなサービス精神旺盛(?)な子です。
シリーズ2回目にご紹介した、緊急巣立ちとなったサメきょうだいです。「スタッフをはらはらさせたで賞」金賞はこの子たちに決まり!
まだ薄いネクタイ柄がいとおしいチビちゃんたち。賑やかな声をあげて盛んに親鳥を呼んでいました。
ほっぺがほんのり黄色で幼さが残るものの、水浴びは堂に入ったものでした。
青い尾は成鳥を思わせますが、多く残る斑模様やぎこちない飛び方など、まだまだ幼さは抜けていません。
目にすれば思わず顔がほころぶ、愛らしい幼鳥ちゃんたち。しかしそのままではいられません。
ご紹介した多くは、秋、上高地を発つ野鳥で、中には海外を越冬地としている種もいます。しっかり成長しないとその旅を乗り越えることはできないでしょう。
上高地に留まる種も然りです。低いときはマイナス20℃まで下がる上高地の厳しい冬を越すのは、並大抵のことではないはずです。
来る冬に向け、たとえ独りとなっても生き抜く逞しさを身に付けねばならない彼らにエールを。がんばれ!幼鳥ちゃんたち!
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